幸せなメンヘラの備忘録

可愛そうなメンヘラが幸せなメンヘラになった。おはようからおやすみまで、愛してるよとささやかれて生きれる奇跡。

夫をぱぱと呼び、セックスするわけ。

 

 

 

 

 

私には圧倒的に父性が足りない。

 

 

わかる人はだいたいこの言葉で私という人間がどんなやつかわかると思う。

この言葉の意味も。

父性がたりないっていうのはどういうことかっていうとそのままで、

自分が幼少期に欲しかった父親からの愛情を

まっすぐにうけられなかったから。

 

 

私の場合理解されにくくて、親は離婚もしてないしDVもない、酒やタバコもない、

経済的な貧困もない、

ないないずくしで、それなのになんで?って感じかもしれないけどまあそれは

きちんと記事にする予定だからカッツアイ(割愛)

 

 

 

 

とにかく、私には父性がたりないために

心にでっかい穴がある。

そこには父性がはいるって最初から決まってるから、それ以外のものがいくらあっても

うまってはくれない。

大好きなディズニーに100万回行ってもうまらない。

父性がなきゃ、うまらない。

そしてうまらないことで自分への

ジレンマっていうか、心の安定を保てなくなってやたらと夫にあたったり、

夫にそれをぶつけたり、

突然機嫌を悪くして夫と喧嘩になったり…。

 

 

 

 

 

 

ほしい、ほしい、父性が欲しい。

どうしてもほしい。

 

 

 

中学の時の木下先生も、高校の時の菊池先生も、すごく好きだった。

父性を感じた。

プラトニックな関係で付き合う夢だって何回も見たし、何百人の生徒の中で自分だけが特別になりたくて仕方なかった。

それくらいに父性を、父親の愛がほしかった。

私の父性の渇望はとどまることをしらなかったし、私は父性への欲求をただ愛情がほしいだけだと勘違いしていた。

 

 

 

もちろん愛情もほしかった。

でもそれより私は父親の愛がほしかった。

父親が娘を愛する、その愛がどーーーーーしてもほしかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぱぱあ」

 

 

 

 

私は試しに夫のことをぱぱと呼んだ。

 

 

夫をぱぱと呼ぶことは、自分にとって最高級の夫への甘え方になっていった。

 

 

夫をぱぱと呼んで、ぱぱ大好きだよっていいながら抱きしめて、

夫(ぱぱ)からも当然のように同じ言葉が返ってくるのをその胸の中で待つ。

そこは世界で一番安心できる場所。

 

 

 

そう、ぱぱの腕の中。

大好きな大好きなぱぱの腕の中。

 

 

 

 

夫は私のことを理解しているから、

「ぱぱだよ。大好きだよ、かわいいね」

という具合に瞬時にぱぱになってくれた。笑

 

 

 

 

 

そしてそれからもたびたび私は夫に自分のぱぱになることを求めた。

心の穴に自分の全てが吸い込まれそうになるとき、私の中の幼少期の私が暴れてしまいそうなとき。

我慢しないで私は子供になる。

夫というぱぱの娘になる。

夫にぱぱになってもらい、父親としての愛情をうける。

それだけで、私の心は満たされるし安定するから。

私がどんな方法でも自分の心を安定させることは、夫にとってもいいことだしね。

 

 

 

 

 

そして、その時期にに私が本当に欲しかったのは父性だということを確信した。

(最初に夫をぱぱと呼んだときは父性を求めていたとは気づいてなくて、ただなんとなくでした)

 

 

 

 

 

 

 

私は夫から父性を貪るように求めた。

夫がくれる父性に期待をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして。

ある夜夫と、裸で抱きしめあって

愛してるよって、心を通わせる時、

私は夫にぱぱを求めた。

 

 

 

「ぱぱ、愛してるよ。ぱぱにしてほしいよ。」

 

 

「愛してるよ。大丈夫、愛してるから」

 

 

そんな具合に私はあろうことか夫と夜を過ごすのに、夫に女としてではなく、娘として愛されることを望んだ。

 

 

 

きもちよかった。

もちろん体もだけど、それより、心が。

 

 

 

今までで感じたことのない幸福感。

夫はいつも私を大切に丁寧に愛してくれるので、そこに不満は一切ないし、いつも幸せな気持ちになる。

 

 

でも、今までのそれとは全く別物だった。

 

 

自分の心の穴から、たくさんの

ピンクとか黄色とかそんな幸せの色のなにかがたくさんとびだしてきて、私の心を満たすような感覚におちいった。

 

 

(なんだろう、美女と野獣の野獣が王子に戻るときに上からめっちゃふってくるやつみたいな、あれが心の穴から色をもっと淡くしてとびだすみたいな…)

 

 

 

心が満たされた。

気持ちよかった。ほんとうに。

私の求めていたものはこれだったんだ!

ほんとうにそう思った。

 

 

 

 

 

ちなみにぱぱと呼んで行為をしたからといって、実の父親を連想してなえたり、

夫を父親としてみて性の対象からはずれることはない。これがほんとうに不思議だ。

 

 

 

 

とにかく父性を渇望した結果、

私は夫に父親になることを強烈に求めた。

そして、愛されたい、究極に愛を感じる行為(=セックス)を、父親役の夫とすることで、

心の穴を埋めようとしたのだった。

 

 

だからといってすぐにぱこっと穴の蓋が閉まるわけではないが、私は確かにその時、特別な幸福感を感じた。

私の心の穴から大量のなにか、素敵なものが溢れ出たことも、忘れない。

 

私にとっては必要なことだった。

 

 

 

 

ちなみにこのエピソードは誰かに理解してほしいとかじゃなくて、ただこんなやばいやつもいるってこと。笑

 

 

 

 

そして私は今、どうすればもっともっと自分が赤ちゃんになれるか真剣に考えている。

もちろん、夫にとっての。

夫におしめでもかえてもらえばいいのか…?笑