死んだ後も一緒にいたい、そのくらい愛してます②
http://kenjun.hatenablog.com/entry/2018/06/24/022656
昨日の記事を受けて、夫がブログを書いてくれた。(上が夫の記事です。よんでみてね!)
ああ、ほんとに辛かったな、辛い思いをさせてしまったんだな、そう思った。
当時の心の葛藤とか、後悔とか、様々なことを思い出した。
だからといって、当時も今も私は夫から離れる選択なんて絶対にできないし、夫もそんなことは望んでない。
夫がブログを始めて、私のことも度々書いていた。
メンヘラ。人として備わってるはずのなにかがない女性をただただ愛するというのは、簡単にできることじゃない。私の夫は、それでもやってくれた。一生をかけて愛し、幸せにすると誓ってくれた。
きっと愛だけでも、知識での理解だけでも、人の心を救うのは難しいことだ。夫はひたすらに、ただ私を愛してくれる。愛しているからこそ私のことを理解できる。当然理解するのには愛だけではたりないこともあるかもしれない。でも結局、なにもかもが愛ゆえに、だと思う。愛しているからこそだと。
私も夫をとても愛してる。
でも、はじめから今のような愛ではなかった。好きだと言われたから好きだと思ったし、自分のことを愛してくれる相手を失いたくなかった。
ある時、夫も私と同じように苦しみながら自分と向き合ってるのだと気づいた。付き合ってすぐの時。どういう経緯かは覚えてないが、夫は泣いた。私より5歳も年上の男の人が縮こまって泣きじゃくるのをみて、どうにかしないとと思った。
いつも心に余裕があって、どんな時も私を優しく包み込んでくれる目の前の男性が、突然小さい子どもに見えた。いや、なってしまったのだと思った。
私は、受け止めることしかできなかった。
優しく抱きしめることしかできなかった。
夫が私にしてくれたように、真似するしかできなかった。
そうやってお互いがお互いを受け止めあった。偶然か運命か、私たちは同じような問題に苦しめられ同じように向き合っていたからこそ、今まで誰にも理解されなかった苦しみをたった1人、お互いだけはわかりあうことができた。
きっかけなんてそんなことはどうでもいい。お互い自分のためだった。でもそれが、愛すること、愛されることに繋がったとおもう。
私よりも先に、夫が私を愛してくれるようになった。最初はわからなかったことも、あとからわかるようになった。
私は高級なプレゼントやサプライズ、インスタにあげたらいいねがいっぱいきそうな、そんな表面的なことで愛情を感じようとしてた。それが愛されてるってことだと勘違いしてた。
でも違った。そんなやすっぽいというか、誰でもできることだけの愛情表現なんて、意味ない。夫の愛は、そんなものでは表現できないくらいはるかに深くて、大きなものだった。一緒にいるうちに、だんだんわかるようになった。
そんなふうに、だんだんと夫の愛を日々感じているうちに、私も夫と同じような愛情を夫に対して抱くようになったんだと思う。
夫は誰かに本当の自分を理解され、愛されたかった。そして、私をみつけて、がむしゃらに私のためにと助けて、愛してくれた。
夫が私を先に愛してくれたから、私も心の底から夫を愛するようになった。
私たちは、何もかもが違う。
脳みその作りから、会話の仕方、友達の選び方、趣味、思考…
ほんとうに、何もかもが違う。
だからこそ喧嘩もたくさんしたし、今でもする。まったくささいなことで口論になる。
でも、私たちのたった1つ同じことは、自分と向き合い続けてたということ。同じ苦しみをもち、それを一緒にのり越えたこと。そして、自分のような苦しみを、絶対に自分の子どもには味合わせないと決めてること。
それだけが私たちを繋げてくれた。私たちにたくさんの苦しみや憎しみ、それとは比べ物にならないくらいたくさんの幸福をもたらしてくれたのだと思う。
愛さえ芽生えてしまえば、趣味の違いとかそんなささいなことなんて、どーでもよくなる。
ディズニー映画シンデレラにでてくるフェアリーゴッドマザーの言葉を、私は小さい頃から信じてきた。
”信じていれば、夢は必ず叶うのよ”
私は、信じていたからこそ夫と出会い愛されることができたと思ってる。愛されることを心のどこかでは諦めきれてなかったからだって。
私は思うんだ。
今、苦しくて苦しくてたまらない人達に。
まだ大丈夫、引き返せるから。いつか必ず自分を愛してくれる人が現れるよ。その時に自分を粗末にしたことを死ぬほど後悔する。だから、幸せを諦めないで。そして、そんな自分も、どんな自分も許してあげて。大丈夫、くだらない言い訳だって、自分を許すためには通用するから。
ってね。
死んだ後も一緒にいたい、そのくらい愛してます①は、こちら↓
https://chocochiprin.hatenablog.com/entry/2018/05/23/013311