幸せなメンヘラの備忘録

可愛そうなメンヘラが幸せなメンヘラになった。おはようからおやすみまで、愛してるよとささやかれて生きれる奇跡。

”細くて可愛い”が全てだと思っていたあの頃②

 

 

前回の続きです。

前のやつはこちらからどうぞ。

 

https://chocochiprin.hatenablog.com/entry/2018/07/03/202959

 

容姿のコンプレックスをもつようになった

2つ目の出来事は高校に入ったときのこと。

 

 

そもそも私の通っていた中学は、かなり治安がよかったです。

中学校の生徒の校風って地域性で結構差が出ると思うんですけど。

たまたま私の学区にある中学は、地域の公立で1番頭が良かったし、学区の中に高級住宅街があったりして。

いい意味でも悪い意味でも親が子どもに熱心な家が多かったと思います。そのため先生も熱心な先生が多かったし、私は中学の時の先生達が今でも大好き。運もよかったのか、頭おかしい先生が私の学年では1人くらいしかいなくて。笑

 

 

ヤンキーとかほっとんどいなかった。

女子も男子もほぼほぼ校則は守るってかんじで。

みんな平等な感じはしましたね。

いじめも少なかった。

家庭環境によって、すさんで騒ぎを起こすような子はほぼいませんでした。

みんなそこそこいい家庭環境だったんでしょうね。

 

そしてその中で私はけっこー好き勝手やってました。

当時の私は言いたいことははっきりいうし、

先生に文句言ったり、好きな男の子には告白してふられるし、友達と口喧嘩もしてました。

今思いかえしても、すごいな、と思います。

私中学の時はバレー部に入ってたんですよね。気の強い子と仲がよかったから、影響を受けてたのかも。

私はスクールカーストでいうと真ん中あたりのグループにいました。

でも、上の方の子に話しかけられたら話すし、おとなしい子達にも話しかけたり。

(友達が多いこと、偏見がないことが当時の私のステータスだったので。)

中学校は私の王国でした。だから自分にコンプレックスをもつ要素なんてなかった。

みんな私が好きだと思っていたし、仲のいい友達の中では私はいつも中心にいた。

 

 

そして受験の時、友達がみんな進学校に行く中、私は商業高校に行きました。

(ちなみに私の学校では商業高校や農業高校に行く人は指で数える程度しかいませんでした。)

もともと頑張って行きたい高校もなかったし、成績も良くなかったので。

なにより受験に落ちることを最も恐れていました。姉2人は受験に成功していたのもあって。

 

それと、中学はみんな頭が言い分勉強に囚われてる子が本当に多くて、それに少しうんざりしてたのもありました。

この時期の私はバカな女の子の方が可愛いと本気で思ってましたしね。

 

 

 

 

そして難なく入った高校は、異世界でした。

 

 

男も女もみんな容姿をめちゃくちゃ気にするわけです。

中学の友達が勉強に囚われてたとしたら、高校の人はみな顔や体型に囚われていました。

 

私は本気で馴染めないと思いました。

 

容姿ばかりを気にする女子。

セックスのことしか頭にない男子。

 

教室に入った瞬間に、

私という人間すべてを顔で判断され、

あなたはこの顔だからここで静かにしなさい、と勝手に振り分けられたような気がしました。

 

私はそれなりに友達もできたし、まあまあ楽しい高校生活を送ってました。

でもその中でいつも

窮屈だな

という気持ちがありました。

 

常にSNSで監視されてるような感覚や、自分の容姿はどうみえてるの?やっぱり可愛くないってみんなに思われてるのかな、と被害妄想に走ったり。

 

顔や体型、彼氏がいるかいないか、彼氏がいたことがあるかないか、そんなもので知らず知らずマウントをとりあうことは、苦痛でした。

 

私は付き合ったことも、告白されたこともないことが、さらにさらに恥ずかしくなりました。

今まではそれでもいつかは…そう思っていたし、男友達もたくさんいたので、特に気にすることもなかった。

 

しかし高校では全く違う。

 

(男子は怖くて話せない、可愛くないからでしゃばったらだめだ。)

 

こんなふうに顔でしか判断しない世界は、私の容姿へのコンプレックスを強めていきました。

 

 

 

 

これら2つの出来事によって、私は容姿に強烈にコンプレックスをもつようになりました。

 

 

「あ、この子私より可愛くないな」

「この子、すごく可愛い、どうしよう」

私は今でも、こんな感情を初対面の人にいだくことがあります。

最低な行為だと思うし、ほんとにやめたい。

でも、体に染み付いたように、昔からの

”顔でマウントをとる”くせのようなものがぬけません。

(女子は無意識にやってる人が多いかも?)

 

 

もちろん治したいと思っているし、そこにはなんの価値もないばかりか自分の価値まで下がるような気がします。

 

 

それと夫と一緒にいて気づいたのは、

私はどうしてもちやほやされたい

ということ笑

末っ子で、小さい頃からみんなにちやほやされてきたからでしょうかねえ。

どこにいても自分が1番でありたい、ちやほやされたいという願望が潜在的にありますね…笑

 

 

そして、可愛い子が難なくそれを手にしてることが私にとっては羨ましくて妬ましいんだと思います。

 

そこそこうまくいってた中学時代では、いとこに心をへし折られ、それでもと思って入った高校ではさらに粉々に砕かれたのだから。

 

なんでもかんでも、私が可愛くないから、私がデブだから、私がもっと可愛かったら…

そんな風に思うようになってしまったんですよね。

確かに可愛いほうがうまくいくこともあります。でも、それはほんとにささいなことで、中身がともなわなければ、ろくな人はやってこないと思います。

 

 

最近は考え方が変わってきて、歳を重ねていく上で、同世代の友達よりも中身のある女でありたいと思っています。

そういう人たちに認めてもらうことのほうがよっぽど価値があるなと。

 

 

10代や20代前半って、ばかな男が本当に多いと思います。

顔や体型で女を品定めするやつらです。

自分が天下のいけめん生田斗真になったかのような態度で、この女はぶすだこいつはえろいだけだ、とか、そんな風に女を見下すやつ。

 

そして、私みたいに自己肯定感が低い子は、惑わされてしまう。

 

そんな奴の言葉には1ミリの価値もないから心に入れる必要がないのに、わかっているのに

ちゃんと傷ついてしまう。

 

でも、もう少し上の世代にいけば、

見た目よりももっと大切なものがあるとわかることのできた人もでてきます。

 

もちろん、本当に自分のことを見てくれて、好きになってくれる人はいつだっている可能性はあるけど。(歳とか関係なく)

 

私は自分を可愛いといってくれる人の言葉だけを心に入れて、他の言葉は心には入れないように気をつけてます。心に入れる必要性は1ミリもないから。

 

難しいけど、それができたらもっとはっぴーになれると思います。

 

私は今はっぴーになれました。